『だからダイビングはやめられない』

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大阪のおばちゃんたちとの尾瀬ツアー『万全のクマ対策』編


ご訪問ありがとうございます、海河童です。

この記事は7月1日の記事からの連載物となっていますので、
過去の記事をお読みになっていない方は、
以下の記事から順番にお読みいただけると、より一層、楽しめるようになっています。

7/1「大阪のおばちゃん」
7/2「口は災いの元」
9/26「尾瀬の池塘に映る紅葉」
10/10大阪のおばちゃんたちとの尾瀬ツアー『早くも争奪戦?』編

ということで、お話の続きです。

東武浅草駅でこぐま君とこざる友と合流したわたしたちは、

「なあなあ、河童はん、こんなところで大阪のおばちゃん相手にレシートの争奪戦をやっとったら、
   尾瀬夜行に乗り遅れてまうで、ここは黙って、2000円ずつ、2人で4000円出して終わりにしぃーや」

との、あんたの大岡裁きのおかげで乗り遅れることもなく、無事に尾瀬夜行に乗車しました。

今回は、尾瀬の草紅葉が始まる時期ですから、
2013年9月初旬に比べると、さすがに乗客数も多めでしたが、
0時42分、春日部駅通過後には、それぞれが2人掛けのシートを確保することができました。
翌日のために、少しでも寝ようとがんばりますが、
3時18分、あっというまに、会津高原尾瀬口駅に到着します。

改札で朝食用のおにぎり弁当をもらって、専用の連絡バスに向かうと、
早朝の『会津高原憩の家』の前にはバスが5台も並んでいました。
ざっと計算しても、200~250名もの登山客がいることになります。

「バスに乗っている時間は2時間ありますので、バスの中でできるだけ寝ておいてくださいね。
   万が一、途中で目が覚めたときは、左側の方が眺めがいいので、左側の座席を取って下さいね」

後でおばちゃんたちに文句を言われないようにと、
座席の選び方まで懇切丁寧に指南をする海河童です。

わたしたちを乗せた連絡バスは、御池を経由して、
予定通りの6時5分に、沼山峠休憩所に到着しました。
「歩きはじめる前に、朝食を食べますよ」
シャリバテ防止のために、テラスのベンチで、強制朝食です。
こぐま君はもちろんのこと、あんた、海河童、こざるは、喜んでおにぎり弁当を広げますが、
どうやら、おばちゃんたちは、まだ食欲がないようです。

「食欲がなくても、おにぎりを1個は食べて下さいね。朝食抜きで歩くと、シャリバテなんてことを起こしますからね」
とにかく、少なくともおにぎりを1個は食べてもらわないと、途中で、ガス欠を起こしてしまうかもしれません。
「あっ、そうそう、スマホは、どうせ電波は届かないので、飛行機モードにして、Wifiも切っておいて下さいね」
スマホや携帯は、そういう設定にしておかないと、無駄に電波を探し続けます。
すると、見る見るバッテリーが減っていってしまって、写真が撮れなくなってしまうからです。

7時に歩き始めて、予定通りに15分で展望台に到着しました。
さらに40分下って、大江湿原に到着すると、

201409oze (2)

「わー、こらぁ、ばーんと広がってて、えー景色やねー」
「ホンマ、ホンマ、スカッとすんねー」
「木道がびゅーっと伸びてんのも、えー景色やなー」
広々とした大江湿原の景色に、おばちゃんたちの歓声があがります。
(ばーんとか、スカッとか、びゅーっという擬態語が多いのも大阪のおばちゃんの特徴です)

しかし、このときは雲が低く垂れさがっていて、
右手に見えるはずの燧ケ岳は、残念ながら隠れていました。
三本杉を右手に見ながら歩くと、8時10分、尾瀬沼ビジターセンターに到着です。

201409oze (1)

ビジターセンター横の売店のコーヒーでかじかんだ手を温めていると、
少しずつ青空が広がってきましたので、旧長蔵小屋横のビューポイントに行ってみることにしました。
「おっ、みなさん、運がいいですね、燧ケ岳が見えてきましたよ」
先ほどまでは雲に隠れて見えていなかった燧ケ岳が、尾瀬沼越しにその全容を現してきました。

201409oze (3)

「ほーら、だ か ら、わたしは『晴れ女』やってゆうたやろ、どうやねん、これ!」
豚玉さんが、あたかも自分の手柄のように、燧ケ岳を指差すと、
「あたしかて、『晴れ女』やねんから、これは、ダブル『晴れ女』効果やで」
リュックさんも、負けじと、胸を張ります。
「いやー、ふたりがいて、ホンマ助かったわ」
自称『雨女』のゲートルさんが、豚玉さんとリュックさんに手を合わせて拝みます。
(いやいや、今日の天気予報は、そもそもからして、晴れですから)

201409oze (4)
※旧長蔵小屋からは、大江湿原バックに三本杉も見えます

8時40分、尾瀬沼ビジターセンターを出発して、
樹林帯の道を歩くこと一時間強、9時50分に沼尻休憩所に到着しました。

201409oze (6)
※途中の樹林帯の木道脇で、こんなきのこを見かけました

コーヒーを飲みながら、残りのおにぎりを頬張っているおばちゃんたちに、
「ここを出発すると、次の見晴まで、2時間くらいはトイレがありませんので、おトイレに行っておいて下さいね」
と、おトイレの心配までする海河童、まるで、遠足で子供たちを引率をしている先生のような気持ちになってきます。

ここからは、初日の難関、白砂峠を越えて行くことになります。
結構、息が切れる道を歩いているのですが、おばちゃんたちのおしゃべりが止むことはありません。
マグロは泳ぎ続けていないと呼吸ができなくなるそうですが、
大阪のおばちゃんたちは、話し続けていないと呼吸ができない生き物 なのでしょうか?

201409oze (7)
※峠の手前、白砂田代の池塘に映る紅葉が綺麗です。

2014年は、ツキノワグマの秋の主食となるどんぐりが凶作とのことで、
出発前にチェックした『すいすい尾瀬ナビ』のホームページでも、
クマに注意するようにと書かれていました。
ふだんであれば、海河童とこざるが白砂峠から見晴方面に歩くときは、
クマ除けの熊鈴を鳴らしながら歩くのですが、今回に限っては、その必要はなさそうです。

途切れることのない、おばちゃんたちの話し声、笑い声が、熊鈴替わりを果たしてくれますし、
万が一、ツキノワグマに遭遇してしまったとしても、
「ヒグマはシャレになりませんが、ツキノワグマくらいなら、ぼくがなんとかしますよ」
と豪語する、北海道出身のこぐま君がついているので、ダブルで安心です。

「さすが、こぐま君、ツキノワグマくらいならやっつけてくれるんだ?」
「いやいや、直接やっつけるのは難しいですが、オトリになって時間をかせぐくらいならできますよ」
「おいおい、戦うんじゃなくて、オトリ作戦かよ!?」
「いくらぼくでもクマに勝てるわけないじゃないですか」
「まあ、それでも、こぐま君がエサになってくれるのであれば、
   どんなに腹ペコのツキノワグマでも、満腹になっちゃうから安心だね」

そんなバカ話をしながら歩くこと1時間40分、コースタイムを上回る歩行時間で見晴に到着です。
50歳を過ぎた山歩き未経験のおばちゃんたちにしては、たいへん優秀な成績です。
パチパチパチ、自分で自分を褒めてもいいですよ^^

201409oze (8)
※白砂峠~見晴間にはこんな小さな滝もあります。

早朝は雲が多かった空ですが、
見晴に到着するころには、これ以上は望めないほどの快晴になっていました。

雲ひとつない青空の下にそびえる至仏山の雄姿、
その至仏山に向かって真っすぐ伸びる木道の両脇に広がる草紅葉に、
大阪のおばちゃんたちも足の痛みを忘れて歓声をあげます。

201409oze (29)

今回の宿泊先、弥四郎小屋のチェックインは13時からとのことなので、荷物を預けて食事タイムです。
麺類が食べたいとのリクエストもありましたので、
お昼ご飯は去年お世話になった桧枝岐小屋の食堂で取ることにしました。

昼食後にチェックインをして、さっそく部屋割りです。
お願いしていた3部屋は、3畳の部屋がひとつと、3畳半の部屋がふたつ、用意されていました。
一番小さな3畳の部屋をこざるとこざる友、
残りの2部屋を、豚玉さん、リュックさん、ゲートルさんの大阪のおばちゃん3人用と、
あんたとこぐま君、海河童の男部屋に割り振ります。

まだ13時という時間なので、
部屋に荷物を入れた後は、竜宮十字路まで往復しよう歩きはじめますが、
大阪のおばちゃんたちは、途中で山小屋に引き返していきました。
アップダウンはほとんどなかったとはいえ、朝から11.6キロも歩き続けたので、さすがに足にきたようです。

201409oze (9)
※竜宮方面から見晴地区を見ると、青空の下に燧ケ岳がそびえています。

散策から戻ると、ちょうど、弥四郎小屋のお風呂が入浴可能となる15時でした。
これ幸いと、一番乗りでお風呂に入ります。

風呂上がりは、もちろん、弥四郎小屋前のベンチに陣取って、
各自が持ち寄ったつまみと、ワインや焼酎を並べて、宴会のはじまりです。

201409oze (16)

弥四郎小屋の夕食は3交代制となっており、
一番遅い18時20分の夕食をお願いしたわたしたちは、
18時まで2時間以上ものあいだ、暮れなずむ尾瀬ヶ原を眺めながら飲み続けて、

201409oze (17)

すっかりとできあがってしまいました。

201409oze (19)

ということで、次回に続きます。

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[ 2014年10月13日 21:00 ] カテゴリ:さるでも歩ける はるかな尾瀬 | TB(-) | CM(0)
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Author:海河童
    
    ダイビングを始めて22年
      経験本数829本
 「さるでもできるダイビング」等の著者

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