『だからダイビングはやめられない』

海河童の電子書籍 『だからダイビングは』シリーズと、『さるでも』シリーズ の読者のためのブログです。ダイビングから山歩き、kindleでの電子出版について、毎週、記事を更新中!!!
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キンドル読み放題サービスが個人作家に与える影響について


ご訪問ありがとうございます。
海河童です。

キンドルの読み放題サービス、
「Kindle Unlimited(以下KUと略します)」サービスが日本でも開始されたのが、
8月3日の午前4時、この記事を書いている時点で5日が経過しました。

導入直後の当ブログの記事では、
KUサービスについて、読者視点で検証をしてみました。

結論としては、とりあえずは、30日の無料登録をして、
有料になっても継続するかどうかは、対象本のラインアップを見ながら、
しばらくは「様子見」することを、オススメさせていただきました。

で、今回の記事は、
KDPサービスから本を出している個人作家の視点で、
KUサービスを検証してみたいと思います。

KDPサービスに登録してKindle本を出版すると、
自分の本の売り上げデータを、リアルタイムでチェックすることができます。

すると、KUサービスが導入された8月3日を境に、
わたしの売り上げデータに顕著な変化が現れました。

公開するのは、ちょっと恥ずかしいのですが、
「百聞は一見に如かず」です。

まずは、7月9日から8月8日の午前中までの、
海河童本舗の販売データをご覧ください。

売り上げデータ

赤丸で囲っているところが8月3日です。
ごらんのように、折れ線グラフがドーンと突出して上がっています。

上の赤い折れ線グラフは、本の「注文数」で、
下の青い折れ線グラフは、既読のKENP数※です。
※KOLやKUで貸し出された本の、実際に、読まれたページ数のことです。

「ってことは、売れ行きも、貸し出しも絶好調!」

だったら、嬉しいのですが、ちょっとだけ違います。
何故なら「注文数=実質販売数」ではないからです。

今度は、こちらの画像をご覧ください。

売上明細

こちらは、8月の販売実績の明細となります。

左から、販売された本のタイトル、
ASIN(=アマゾン社がそれぞれの本に割り当てたナンバー)、
販売数、払い戻し数、実質販売数、
Kindle Edition Normalized Pages Count、
無料配布数(キャンペーン)、無料配布数(プライスマッチ)となっております。

ここで重要なのは、払い戻し数です。
これは、購入直後にキャンセルされた冊数のことです。

ご存知ない方もいらっしゃるかも知れませんが、
Kindle本は、間違って購入した場合は、Amazon社の所定の手続きを踏むことで、
購入後7日以内であれば、Amazon社の裁量にて返品を受け付けてくれることになっています。
※あくまでもAmazon社の裁量なので、確実とは言えません。

つまり、販売数-払い戻し数=実質販売数となっており、
実質販売数がロイヤリティの対象となります。

後半の、無料配布数の2項目については、
今回は、どちらも、ゼロとなっておりますし、
KUサービスとは関係ありませんので、説明は省略させていただきます。

この2つの表から読み取れる、
販売データの変化は、以下の2点です。

1:Kindle本の払い戻し数が急増した。
2:Kindle Edition Normalized Pages Count(以下、KENPCと略します)が急増した。

それでは、以下に、
それらの理由を考察してみましょう。


1:何故、払い戻し数が急増したのか?

一番の理由は、はじまったばかりのKUサービスで、
使い勝手が分からないユーザーの誤操作による払い戻しのようです。

こちらの記事にも書かれていますが、

誤操作の原因


「読み放題」のつもりで、「1クリックで今すぐ買う」のボタンを、
間違って押してしまった方が多かったようです。

また、海河童本舗の本は、
100円の本を3冊合わせた合冊版が3冊もあります。

たとえば、『さるでもできるKindle電子出版』を買われた方が、
その本と『さるでもできるKindle写真集』『さるでも楽しいKindle電子出版』の合冊版である、
『さるでもわかるKindle電子出版:合冊版』を間違って買われることがあり、
そういうときには、当然、払い戻しということがありました。

それでも、その数は、月に1~2冊、
多い月でも4~5冊、といった程度でした。

しかし、KUサービスが導入されてからの5日間で、
なんと37冊もの払い戻しがありました。

とはいえ、誤操作だったり、間違って買ったりという「うっかり者」が、
この5日間に37名もいたとは思えません。

わたしはKDPサービス以外では、
電子書籍を出しておりません。

したがって、海河童本舗の本は、
99円の本であっても、100円の本であっても、
すべてKDPセレクトに登録しております。

そして、KDPセレクトに登録した本は、
著者側の意向に関わらず、自動的(強制的ともいいます)に、
「Kindleオーナーライブラリー(以下、KOLと略します)」と、
今回、導入された「KUサービス」の対象書籍となります。

海河童の「著者ページ」を見ると、一目瞭然、
すべての本に「¥0 Kindleunlimited」と、対象本である印がついています。
これは、それぞれの本の販売ページでも同様です。

ということは、8月3日前後にわたしの本を買われた方が、
購入した後に、その本がKUサービスの対象本であることに気が付いて、
「だったら、30日間の無料登録をして、読み放題サービスで読もう!」
と思って、払い戻しの手続きを取られたのではないかと推測できます。

この推測を裏付ける証拠が次のお話です。


2:何故、KENPCが急増したのか?

KOLで貸し出された本の報奨金のシステムが、
本が売れたときと同等のロイヤリティ収入から、
アマゾンが算定するページ数(=KENPC)に応じたページ単価に変わったのは、
2015年の7月からでした。

海河童本舗の本がKOLで読まれたページ数は、
2015年7月以降、多い月でも1600ページ、
平均すると、月に1000ページ程度でした。

それが、今月は8日間だけで、
6063ページとなっています。

このペースで読まれ続けたとしたら、
月に24000ページとなり、今までの24倍です。

突然、こんなことが起きるわけがありません。

つまり、KUサービスが導入されてからKENPCが増えたのは、
海河童本舗の本をいったん購入した方が、本をキャンセルして、
KUサービスの無料登録で、海河童の本を読んでいらっしゃるということです。

実際に、払い戻し数が多かった本ほど、
KENPC数が多くなっています。


3:KUサービスは個人作家にとって歓迎すべきことなのか?

それでは、個人作家にとってKUサービスは、
ウエルカムなサービスなのでしょうか?

以前の記事にも書きましたが、
270円で販売している海河童本舗の合冊版は、
販売によるロイヤリティとKENPCから算出される報奨金は、
ほぼ、同額になるという計算でした。

逆に、100円で販売している本は、
販売によるロイヤリティよりもKENPCから算出される報奨金の方が多い、
という逆転現象が起こっていました。

ただし、KUサービスがはじまった8月以降、
上記報奨金の試算の根拠となる「ページ単価」は大きく下落するかと思われます。


ということで、販売から読み放題に読者が移行していることが、
個人作家にとってウエルカムなのかどうかは、
8月のKENPCのページ単価が判明する10月以降にならないとわかりません。

ただし、それも、前提となることは、
無料で貸し出された本が、最後まで読んでいただけるということです。

「読み放題だから」という理由でダウンロードされても、
積読されてしまったら、1銭にもなりません。

さらには、読み始めていただいたとしても、
KUサービスの読者は、個々の本にはお金を払っていませんので、
「つまらない」と思った瞬間に、即「ポイ捨て」することになります。

そんなKUサービスの利用者が、
Kindle読者のマジョリティを占めるようになった場合は、
個人作家にとって、結構、シビアなことになるかもしれません。

とにかく、本の書き出しで読者を惹きつけて、
さらには、最後まで読み通してもらう筆力が必要になってきます。


4:最後に宣伝です(笑)

ということで、
書き出しの数行で読者を惹きつけて、
最後まで読み通してもらう自信がある方は、
今が、KDP出版のチャンスです!

『さるでもできるKindle電子出版』も当然、
KUサービスの対象本となっていますので、
30日間の無料登録をして、読み放題サービスでどうぞ^^
本の横

あっ、どうせ、無料で読めるなら、
個人作家としての楽しみ方も解説している
『さるでもわかるKindle電子出版:合冊版』がオススメです。
本の横

また、海河童本舗の全書籍一覧は、
こちら↓をクリックしてください。

著者ページ

引き続き、海河童本舗の本を
よろしくお願いいたします。


さらに、Kindle本を読むなら、
やっぱりKindle端末がオススメです。
本の横
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大容量32GBのこちらがオススメです。
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雑誌や写真集の場合は、
カラー画面のこちらがオススメです。
本の横
関連記事
[ 2016年08月08日 21:00 ] カテゴリ:さるでもできるKindle電子出版 | TB(-) | CM(2)
どもどもです。
やっぱりKUは一筋縄ではいきませんよね。払い戻しについては、ピタリとおさまって気持ち悪いくらいです。私の場合は、ポイント付与の本狙いうちだったんで、なんか怪しい感じもしておりました
[ 2016/08/14 10:36 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
ヤマダさま、コメントありがとうございます。

わたしの方も、払い戻しは、最初の3日間くらいで、
その後は、ピタッと止まりました。

KENPCのページ単価がいくらになるかで、
今後の価格戦略、販売戦略を再考する必要がありそうですね。
[ 2016/08/18 11:42 ] [ 編集 ]
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    ダイビングを始めて22年
      経験本数829本
 「さるでもできるダイビング」等の著者

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