アップデートのご案内
ご訪問ありがとうございます、海河童です。
『さるでもできるKindle電子出版2015』と
『さるでもできるKindle写真集2015』の姉妹本ですが、←これって、どうして兄弟本とは言わないのでしょうか?
おかげさまで、姉と妹を合わせて350冊を超えるお買い上げをいただいております。
先日、「情報が古いのでは」と辛口のレビューをいただいたからではありませんが、
上記姉妹本に新しい章を追加してアップデートをいたしました。
アップデートした章は、個人出版のKindle本に、
2015年10月1日から導入された消費税についてのお話です。
すでに、上記の本をご購入の方は、
こちらの記事を参照にして、アップーデートをお願いいたします。
とはいえ、たった1章の追加コンテンツを読むために、
わざわざAmazonに連絡をして、アップデートをするのもお手数だと思いますので、
以下に、追加した章を青文字にて、掲載させていただきます。
『消費税導入』
2015年10月1日以前に、Kindle本を購入された経験がおありの方は、お気付きになっていたかもしれませんが、
Amazon社はアメリカの会社であるため、実は、個人作家のKindle本は「国外取引」として、
日本の消費税の課税対象外となっていました。
しかし、同じことを国内の事業者が行った場合には、
事業所の所在地が国内ということで、日本の消費税がかかっていました。
このことから、かねてから、国内の事業者からは、
「Amazonだけ、ずるい!」とか「不公平だ!」という声があがっていました。
そういった声に押されてかどうか、
とうとう、電子書籍の販売など電子データで提供されるサービスは、
「提供する側の所在地」ではなく「提供を受ける側の所在地」で判定をして、
消費税を課税するという方針が、国税庁から打ち出されました。
そのような背景の元、2015年9月1日、海河童宛に、
Amazon様から「Kindleダイレクト・パブリッシングをご利用いただきありがとうございます」と、
妙にへりくだった挨拶文ではじまる、一通のメールが送られてきました。
以下に、その一部を引用して、掲載させていただきます。
2015年10月1日より、日本在住の読者に販売されるすべての電子書籍に8%の消費税が適用されます。出版者様に特に対処していただくことはありませんが、現在出版者様がKDPで出版されている本にはこの変更の影響を受ける可能性があるものが含まれていますので、お知らせいたします。
既存のKDP本に対する1回限りの調整
10月1日より、Amazon.co.jp向けの希望小売価格の設定が税込み価格となり、販売時点の希望小売価格のうち、8%部分が消費税とみなされることになります。たとえば、これまでAmazon.co.jp向けの希望小売価格を1250円に設定していた場合は、この1250円がそのまま新しい税込みの希望小売価格となります。この価格から消費税が差し引かれるため、出版者様へ支払われるロイヤリティは、税抜き後の金額1157円に基づいて計算されることになります。なお、出版者様は、いつでもKDP利用規約の条項に従い希望小売価格を変更することが可能です。
最小および最大希望小売価格
35%および70% のロイヤリティプランの最小および最大希望小売価格も、今後は税込みとなります。これまでの35%のロイヤリティプランの最小および最大希望小売価格は、それぞれ99円と20000円でした。今回の変更により、35%のロイヤリティプランの新しい最小および最大希望小売価格は、税込みでそれぞれ99円と20000円になります (税抜きではそれぞれ91.67 円と18518.52円になります)。同様に、これまでの70%のロイヤリティプランの最小および最大希望小売価格は、それぞれ250円と1250円でした。今回の変更により、70%のロイヤリティプランの新しい最小および最大希望小売価格は、税込みでそれぞれ250円と1250円になります (税抜きではそれぞれ231.48円と1157.41円になります)。
つまり、1つ目のブロックで書かれている内容を要約すると、
「今までの販売価格を、自動的に、一律、税込の価格に変更します」ということで、
2つ目のブロックで書かれていることは、「今までの最小、最大の販売価格は、金額はそのままで税込みとします」ということです。
このAmazon様の事務的なメールの真意は、平たく言うと、
「消費税分は購入者にご負担をお願いしない方針なので、その分、みなさまのロイヤリティは減ることになります」ということです。
もちろん、「消費税分を販売価格に上乗せした販売価格を再設定することも可能です」
といった趣旨のことも書かれてはいますが、
たぶん、わたしも含めてですが、Kindle本を出している個人作家で、
「販売価格を再設定」する人はあまり多くはないと思います。
なぜならば、前章でご説明しましたように、
多くの個人作家のKindle本は、35%のロイヤリティプランの最低価格である99円か、
70%のロイヤリティプランの最低価格である250円になっています。
前者(99円)の販売価格を、消費税分を上乗せした価格設定に変更すると、
107円という中途半端な価格になります。
99円との価格差はたったの8円ですが、
100円でお釣りがくる99円と、100円を微妙に超える107円とでは、
購入するさいの心理的な障壁が大きく変わります。
つまり、99円の本の場合は、
1冊ごとのロイヤリティの減少分を補おうと消費税分の値上げをしてしまうと、
販売数が大きくダウンをして、結局は、総ロイヤリティが減少してしまう恐れがあります。
一方、後者(250円)の販売価格を、消費税分を上乗せした価格に変更すると、
わたしが前章でご説明した合冊本の販売価格と、偶然にも、同じ金額になります。
250円と270円であれば、どちらも吉野家の牛丼よりは安い価格ですので、
こちらは価格変更が販売数に与える影響は、比較的、少ないかもしれません。
ちなみに、2015年10月以降のKDPの「権利、ロイヤリティ、価格の編集」ページでは、
「9.価格およびロイヤリティを設定」のところを見てみると、
99円の本のAmazon.co.jp の価格欄の希望小売価格の下には、
新しく(JPの税抜き価格:¥92)といった表記が追加されています。
さらに、画面の右に目をやると、推定ロイヤリティとして、¥32と表記されていますので、
99円の本の場合、消費税の導入によるロイヤリティの減少額は3円ということになります。
ということで、最新の情報をアップデートし続ける、
『さるでもできるKindle電子出版2015』と『さるでもできるKindle写真集2015』は、
こちら↓からお買い求めください。
引き続き、海河童本舗の本をよろしくお願いいたします。
ちなみに、またまた、話が脱線してしまいますが、
2冊のシリーズの本のことを、姉妹本とは呼ぶのに、
どうして兄弟本とは言わないのだろうと、不思議に思った海河童です。
さっそく、グーグルさんに聞いてみたところ、
Yahoo!の知恵袋で同じような質問をしている方がいらっしゃいました。
その質問のベストアンサーに選ばれた回答がこちらになっています。
そのベストアンサーによると、
男性名詞、女性名詞といった名詞の性別が、昔の英語にもあったそうです。
つまり、本は女性名詞だったことから、シリーズの2冊を姉妹本と呼ぶようになったとのことです。
しかーし、わたしの知っている限り、
本は、ドイツ語では「Buch」で、中性名詞ですし、
イタリア語とスペイン語では、どちらも「Libro」で男性名詞、
フランス語の「Livre」も男性名詞です。
さらに、しつこく調べてみると、
ヨーロッパ言語のルーツともいえるラテン語でも「Liber」は男性名詞です。
ということで、わたしは、先ほどのページでは、
ベストアンサーに選ばれなかったようですが、
「兄弟には上下関係が発生するので、姉妹を使うようになっている」という、
kinako0815さんの回答に、一票を入れたいと思います。
って、誰か、正解を知っている人がいたら、教えてくださーい!
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