『だからダイビングはやめられない』

海河童の電子書籍 『だからダイビングは』シリーズと、『さるでも』シリーズ の読者のためのブログです。ダイビングから山歩き、kindleでの電子出版について、毎週、記事を更新中!!!
『だからダイビングはやめられない』 TOP  >  ノン・ダイバーからの珍問

息を止める!?


ご訪問ありがとうございます、海河童です。

本日は、久しぶりの「ノン・ダイバーから珍問」です。

以下は、とあるノン・ダイバーと海河童の会話です。

「河童さんは、ずいぶんとダイビングをしているんですよね?」

「そうですね、ダイビングをはじめてから、かれこれ、もう18年ですかね……」

「ということは、水中で、ずいぶん長く息を止めることができるんですよね?」

「いやいや、ダイビング中は息を止めたりはしませんよ」

「えー、でも、水中で酸素がなくなったら、息を止めて上がるんでしょう?」

「……」

どうやら、この方は、
ダイビング中にタンクの空気が無くなってしまったら、
息を止めて水面まで上がらないといけないと思っているようです。

したがって、ダイバーたるもの、
長い間、水中で息こらえができるはずだと思っているのでしょう。

しかしながら、ダイバーはダイビング中に、決して息を止めることはありません。
むしろ、息を止めることは「してはいけないこと」として教えられます。

特に、息を止めたまま、水深を上げること、
ましてや、浮上することは「厳禁」とされています。

これはいつかの記事にも書いた覚えがありますが、
水深10メートルのダイバーはレギュレーターという特殊な器材を通して、
タンクから2気圧の空気(酸素ではありません)を吸っています。

そして、そこから息を止めたまま、水面に上がってしまうと、
水面は地上と同じ1気圧ですから、肺に入っている空気は2倍に膨張してしまいます。
結果、肺が破裂してしまって、血管中にその空気が入り血流を止めてしまいます。

これは、エアー・エンボリズムと言って、
ダイビング中に起こり得る悲惨な事故のひとつにあげられています。

そもそも、ダイバーはダイビング中はタンクの空気が無くならないように、
自己責任で残圧計をチェックしながら潜ることが義務付けられています。

万が一、空気が無くなってしまった場合でも、
一緒に潜っているダイバーの予備のレギュレーターから空気をもらうことになっています。

従って、ダイバーであるからという理由で、
水中で、長い間、息を止めていられるわけではありません。

[ 2014年12月01日 21:00 ] カテゴリ:ノン・ダイバーからの珍問 | TB(-) | CM(0)

泳げないけど、ダイビングって出来ますか? その③


ご訪問ありがとうございます、海河童です。

昨日のブログでの海河童の主張
「ダイバーは水面上で泳げる能力があった方がいい」に対して、

「でも、水面でもダイビング器材を付けているから、泳げなくても大丈夫なんじゃないの?」

と、思われている方もいらっしゃるかと思います。

確かに、BCジャケットにエアを入れれば、浮力は確保出来ます。
タンクにエアが残っていれば、レギュレーターで呼吸も出来ます。
エアが無くなっても、シュノーケルを使えば「息継ぎ」は必要ありません。

最悪の場合は、タンクごとBCジャケットを脱ぎ捨てて、
ウェットスーツの浮力でシュノーケリングをすればいい訳です。

でも、冷静に考えてみて下さい。
普段は泳げないという人が、非常事態に、
シュノーケリングで100メートルとか200メートルとか、泳げますか?

また、ボートダイビングでは、
波があるときは、BCジャケットを脱いで、先にボートにあげることがあります。
同時に、ウェイトやフィンもボートにあげることもあります。

その瞬間に、運悪く流されてしまったら、
ウェットスーツとマスク&シュノーケルしかありません。

フィンが無ければ、クロールなり平泳ぎなり、バタフライなり、
こんな状況でバタフライをする人はいないと思いますが……
とにかく、泳いでボートに戻らないといけません。

もっと最悪の状況も考えてみて下さい。
もし、ボートダイビングでボートからはぐれて、漂流してしまった場合、
1時間とか2時間、あるいはもっと長い間、水面を漂うことになるかもしれません。

そんな状況では「泳げる」という自信が、
平静さを保つための重要な要素となってきます。

実際、もっともCカードの発行数が多いダイビングの指導団体「PADI」では、
オープン・ウォーター・ダイバー・コースの受講者は、プール講習の際に、

①ダイビング器材を使わないで10分間の立ち泳ぎ
②ダイビング器材を使わないで200メートル泳ぐ、もしくは、3点セットを使って300メートルを泳ぐ

の両方の「泳力確認」をクリアすることになっています。

しかし、多くのCカード講習では、
「そもそも、ダイバーになろうと思っている人は、最低限、それくらいは出来るに違いない」
という前提の元、この「泳力確認」を省略しています。

実際、海河童がCカード講習を受けたときも、
PADIが規定している「泳力確認」は行われませんでした。

ダイビングをしてみたいと思っている方は、
自衛のためにも、事前に、自分で「泳力確認」をしてください。

海河童は「泳げないならダイビングはやめておきなさい」と言いたいのではありません。

「泳げないなら、泳げるようになってから、ダイビングをしましょう」と言いたいのです。

泳げるようになるための努力は、
ダイビングを始めれば、必ず、報われると思います。

そんなダイビングの魅力については、
「だからダイビングはやめられない」を参考にしてみてください。
って、おいおい、最後は自分の本の宣伝かよ!

[ 2014年09月13日 21:00 ] カテゴリ:ノン・ダイバーからの珍問 | TB(-) | CM(0)

泳げないけど、ダイビングって出来ますか? その②


ご訪問ありがとうございます、海河童です。

今日は、海河童が泳げない人に対して、
何故、ダイビングを「自信を持って」おススメできないのか、
海河童なりの考えを書いてみたいと思います。

そもそも、「泳げなくても大丈夫ですよ!」
と言っているダイビング業界の人たちの論拠は、
※もちろん、そうではないダイビング業界の人たちもいますが…

ダイビング器材を装着して、水中を潜るために必要な能力と、
水着だけで水面を泳ぐために必要な能力はまったく違うものである。

ということです。

とあるダイビングサービスのホームページには、
「泳げなくても大丈夫ですか?」という質問に答える形で、

泳げなくても大丈夫です。
泳げない方のほとんどが息継ぎが出来ずに泳げないという方が多いです。
ダイビングはタンクの空気を使用するので息継ぎの必要はありません。
また、ウエットスーツを着用して潜るので、沈むことはありません。
安心して水中世界を体験して下さい!


などと、爽やかなインストラクターが、
日焼けした精悍な顔に笑顔を浮かべた顔写真付きで、堂々と書いています。

海河童がそういう話を聞いたときにする反論は、
「さるでもできるダイビング」 にも書いていますが「飛行機」の例え話です。

飛行機は空を飛ぶためのものですが、
空を飛べる能力だけがあればよいものではありません。

離陸するためにも、着陸するためにも、
陸上を高速で走る能力が必要となります。

ダイバーもまったく同じで、
ダイビングを始める前にも、ダイビングを終了してからも、
岸まで、あるいは、ボートまで、水面を移動する能力が必要です。

そして、飛行機の事故がもっとも多いのが、
離陸するときと、着陸するときでであることと同様に、

ダイビングの事故も、
ダイビングを始める前と、ダイビングを終了してからの、
水面上で起こることが多いのです。

海河童が「ダイバーには水面上で泳げる能力があった方がいい」
と主張する理由、ご理解いただけたでしょうか?


[ 2014年09月12日 21:00 ] カテゴリ:ノン・ダイバーからの珍問 | TB(-) | CM(0)

泳げないけど、ダイビングって出来ますか? その①


ご訪問ありがとうございます、海河童です。

ダイバーでない方からの質問で、もっとも多いのは、

「泳げないけど、ダイビングって出来ますか?」

という質問では、ないでしょうか?

海河童は、この質問を何度もされた経験があります。

その度に、せっかくダイビングに興味を持ってくれている相手に対して、
「泳げないなんて、とんでもない!」と即座に却下する訳にもいかず、
かといって、「平気、平気、ぜんぜん大丈夫ですよ」と安請け合いをする訳にもいかず、
海河童は「えーっと、えーっと、うむむ」と口ごもってしまいます。

ダイビングを始めようとしている人が、ネットで検索したりすると、

「泳げなくても大丈夫です!」

と堂々と謳っているダイビングサービスのホームページがヒットしたりしますし、
海河童自身も、いろいろなところで一緒に潜ったダイバーから、
「実は、泳げないんです」という話を聞かされて、「ホントですか!」と驚いたこともあります。

実際には「泳げない」のに、ダイビングがとっても上手なダイバーはいます。

しかし、海河童は、残念ながら、
泳げない人に「自信を持って」ダイビングをおススメすることはできません。

ましてや、自分の友人・知人に対しては、口が裂けても、

「泳げなくても、ダイビングは出来ますよ」とは言えません。

何故なら、「泳げなくても大丈夫です!」と言っているダイビングサービスであっても、

「泳げなくても、安全に ダイビングすることは出来ます!」とは、

決して言えないはずであることを知っているからです。

その理由については、明日以降、しつこく、お話をしたいと思います。

[ 2014年09月11日 21:00 ] カテゴリ:ノン・ダイバーからの珍問 | TB(-) | CM(2)

水圧について


ご訪問ありがとうございます、海河童です。

昨日は、浮力についてお話をしましたが、
ノン・ダイバーの方が分かり難い話に「水圧」というものがあります。

海の中を、10メートル、20メートル、30メートルと潜るダイバーでも無い限り、
日常生活では、水圧なんて関係ないので当然だと思います。

しかし、日常生活でもわたしたちは1気圧という圧力を受けています。
これは大気圧というものです。

空気にも重さがありますので、ずっとずっと頭の上からの空気の重さが、
地上のわたしたちに1気圧という圧力をかけているのです。

そして、水は空気よりもずっと重いので、
たった10メートルの深さで、大気圧と同じだけの圧力がかかります。
つまり、もともとの大気圧1気圧+水の圧力1気圧分となり2気圧です。

水深20メートルでは1+2で3気圧。
水深30メートルでは1+3の4気圧もの圧力がかかります。

これがどのくらいの圧力かと言うと、
空気を入れたペットボトルをもって潜ると分かります。←って、やったことはありませんが^^

ペットボトルの空気は地上で入れたので1気圧の空気です。
潜って行くにつれ、ペットボトルは水圧に押されて、ペコペコと凹み始めて、
たぶん、10メートルも行かない内に、ベコンと壊れるはずです。

じゃあ、どうして人間はベコンと壊れないかというと、
人間の体の60%は水分でできているからです。

さきほどのペットボトルに水を入れた場合は、
10メートル潜っても、20メートル潜っても、30メートル潜っても、
ベコンと壊れることはありません。

今度は、逆に、水深30メートルで、
そのペットボトルに、レギュレーターの空気を入れてみましょう。
水深30メートルでレギュレーターから出る空気は4気圧の空気です。

4気圧の空気を入れたペットボトルを手から離すと、
どんどんと上昇をして、あっという間にパーンと破裂します。

同じことがダイバーでも起こります。
水深30メートルで空気を肺にいっぱいに吸って、
そのまま息を止めて浮上をしたら、
水面に着くときには、肺の中の空気は4倍に膨れ上がってしまいます。
当然、水面に着く以前に、どこかでパーンと破裂します。

「急浮上が厳禁」というダイバーの掟の理由はこういうことなのです。

ということで、

「わたしもダイビングをはじめてみたい!」

と思われた方は、
ダイビングをはじめるにあたって、
絶好のガイドブック『さるでもできるダイビング』がオススメです。

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引き続き、海河童本舗の本を、
よろしくお願いいたします。


[ 2014年07月24日 21:00 ] カテゴリ:ノン・ダイバーからの珍問 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

海河童

Author:海河童
    
    ダイビングを始めて22年
      経験本数829本
 「さるでもできるダイビング」等の著者

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